あさだの流儀
創業 江戸安政元年。
江戸前の伝統技術と心意気を受け継ぎ続けて八代目となりました。
蕎麦粉は、主に北海道・茨城・福井の純国産の蕎麦の実を仕入れています。
新蕎麦の時期に一年分の玄蕎麦を仕入れ、真空保存で鮮度を維持するように努めています。
あさだの蕎麦は、毎朝石臼で挽き立ての粉を用いた、「練り・延し・切り」の全ての行程を手作業で行う、つなぎを一切加えない手打ちの十割蕎麦です。
きめ細かく挽いた粉と、やや粗めに挽いた粉を配合し、風味となめらかな喉越しという両立の難しい蕎麦の二つの魅力を合わせ持つあさだならではの十割蕎麦の追求をしております。
鰹節には、「焼き節」という全国でも一軒でしか作れない特注品を使用し、じっくり煮出すことで、琥珀色に澄み切った香り高い出汁を引きます。
水にも、細心の注意を払います。
蕎麦粉と合わせる水はもちろん、茹でる水、洗う水にも特殊フィルターを通したイオン水を使用しています。
来て下さる皆様に季節感を感じて頂ければという思いから、蕎麦屋としては、旬の食材を極めて多く扱っていることもあさだの特徴と言えます。
その全てを、店主自らが毎朝、築地市場で一つ一つ手に取って選んでいます。
朝の限られた時間で食材の仕入れと蕎麦の仕込みを兼務するのはなかなか大変ではありますが、そうすることでしか真に旬のものを本当にいい状態で皆様にお作りすることはできないと考えています。
自分で目利きした食材で料理をする。
当たり前のことですが、料理人としてこの上もなく幸せなことです。