季節の暦の本

暦の本を読むのが好きです。

明治以降、我々日本人の生活には西洋からもたらされた太陽暦(グレゴリオ暦)がメインになっていますが、そのはるか昔より日本人に親しまれ大切にされてきた季節の暦「二十四節気七十二候」。

季節の移り変わりの中でおこるささやかな自然現象の変化を、そのまま季節の名前として素敵な言葉で綴っている「七十二候」を眺めていると、日本の豊かな自然とその四季の変化の素晴らしさにあらためて気付かされます。そして自然に寄り添いながら暮らしてきた先人たちの季節の移ろいへのあたたかくも細やかな眼差しに思いを馳せてみます。

今日は「大寒」の初候「款冬華(ふきのはなさく)」から次候「水沢腹堅(みずさわあつくかたし)」の頃。
まもなく、節分。そして二十四節気の始まりとなる「立春」を迎えます。
今年一年も季節感を大切にした仕事をしていきたいと思います。