夏新そばが届きました

群馬県・赤城高原 深山ファームより、収穫されたばかりの夏の新そばのヌキ実が届きました。

しっかりと真空パックされた袋を開けると、見事な鶯色をした蕎麦の実が出てきました。

ふつう、新そばといいますと秋に収穫を迎えます。そうしますと、この暑い夏の時期 我々が涼味を求めてお蕎麦を食べたくなるこれからの時期には、一番劣化の進んだ、色もやや褐変がすすんだソバの実になってしまい、一昔前は、この夏場はお蕎麦屋さん泣かせの時期でもありました。私が中学・高校生時分の時、製粉会社の方に「もっと粘りがあって、いいそば粉はないのか!」と電話口でやり取りをしている父親の姿をよく覚えています。

当時とは、保管・管理の技術や意識は格段に向上しました。そして今、この夏にこそ、涼感あふれる涼しげな色をしたお蕎麦を食べていただきたいと、この時期に新そばを収穫できるように栽培をされる農家さんが少しずつ増えてまいりました。

7月頃に収穫を迎えるためには、5月の頭には種まきをしなくてはなりません。通常その時期は、農家さんにとって一番忙しい田植えの時期でもあります。その一番忙しい時期に、お蕎麦まで栽培してくださる農家さんの努力には、本当に頭が下がります。

特に、弊店が取引をしている深山ファームさんは、稲作をしない、ソバ栽培一本で勝負をされているソバ農家さんです。

明日は、まず試作として少量を挽いて蕎麦打ちしてみます。今から、楽しみです。

 

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