早くも新蕎麦が入荷いたしました

 厳しい残暑が続いていますが、早くも二つの産地から新蕎麦があさだに届きました。

一つは、群馬県赤城村からで、もうひとつは北海道雨竜町からです。
どちらも「北ワセ」という品種で、まだ暑さの残るこの時期に合わせ5月に種をまかれたものです。
少しでも暑い時期に、爽やかな風味の新蕎麦を食べていただきたいという蕎麦農家さんの研究と努力によって、数年前ごろから8月の終わりには新蕎麦が届くようになりました。

一昔前は、この季節は本当にお蕎麦屋さん泣かせの時期でした。一年で一番暑く、冷たいお蕎麦をつるっと食べたい時期なのに、肝心のお蕎麦は、一年で最も劣化が進んだ粉を使うため風味も乏しく、色合いも悪く、食感も今一なものでした。

現 在は、保管管理や製粉技術等が進み、以前に比べ格段に蕎麦の劣化は解消されましたが、やはり新蕎麦の風味や色合いにはかないません。あさだでは、新蕎麦の 時期にまとめて仕入れた蕎麦の実を真空パックして空気を遮断して低温管理することで、酸化による劣化等を防ぎ年間を通して品質を安定させる工夫をしている ところです。

さて、この新蕎麦、来週ごろからお店でお出ししたいと思っています。ほんのり鴬色がかった目にも涼しげな新蕎麦を、残暑厳しいこの季節に是非お召し上がりいただきたいと思います。

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