豊洲新市場の初荷

先日1月5日は、豊洲新市場に移転してから初めてのお正月を迎えての初荷の日でした。

市場では、その年の仕事始めの日を「初荷」と言います。TVでも盛んにマグロの初競りの模様をニュースで流していて、史上最高値でマグロが競り落とされたと話題になっていましたね。

築地時代からこの初荷の日に仕入れに行く時はいつも、「今年もいい仕入れをして、美味しい料理を作って、お客様に喜んでいただくぞ」と気持ちが高ぶり、身も心も引き締まる思いでした。

豊洲新市場に移ってもその思いは変わりません。むしろ、この三か月の間 豊洲市場に移転したことをきっかけに、様々な食材や飲食店経営に関わる色々な経費が値上がりしているこのご時世に、自分にとって仕入れとは何なのか、あさだにとってより良い仕入れとは何なのか、何を選び何を買うべきなのか、自分と食材との関係を改めて見つめなおすようになり、仕入れへの思いはより深くより熱いものになりました。

旬を迎えた食材を手に取って自分で選び、料理する。料理人としては当たり前のことですが、今年もいい仕入れをしてあさだらしいお料理が作れるように精進していきたいと思っています。