朝、築地からの帰りにラジオを聞いていましたら、今日７月５日は、「穴子の日」だそうです。
なんてことはない、７月５日「ナナゴ」→「アナゴ」の語呂合わせからきているそうなのですが、最近のうなぎの高騰で、代用としてにわかに人気を集めているという話題も紹介されていました。
一年中美味しい穴子ですが、あえて旬といえば、これからの梅雨時です。大地に降った雨水が川から海へと山の栄養分を運び込み、大河の河口付近ではプランクトンやそれを餌にする小さな生き物の育成が活発になって、さらにそれらを餌にしている穴子たちが肥えていくという、まさに自然のサイクルそのものです。
そんなことを考えてみると、梅雨のど真ん中の本日が「穴子の日」に制定されなのも、単なる語呂合わせだけではなくて、一番おいしい季節という意味もあるのかもしれません。
今日も、築地から、〆たての穴子を買ってきました。よく見ると、かわいらしい愛嬌のある顔をしているのですが、これでも元気なヤツに噛みつかれると跡が残るくらい結構痛いのです。
これからの季節、脂ののった穴子の塩焼きに天ぷら、柳川鍋と、穴子のお料理がおすすめです。
