今年のからすみ仕込み

例年、9月の終わりごろからボラの卵巣が市場に出てきますので、それに合わせて約一か月間かけて一年分のからすみを仕込むのが、この時期のあさだの仕事になっています。

今年は、例年より一か月弱、ボラ子の出てくるのが遅く、気をもんでいました。度重なる台風の影響もあるのでしょう。サンマやスルメイカなどの他の魚種の不漁のニュースを聞いていますと、今年は、どうやら良質なボラ子の入荷は時期も短く、量も少ないような気がしていましたが、こんなに遅くなったのは、からすみを仕込みだしたこの16年間で初めてです。

今年もどうにか、10月後半よりからすみを仕込みだすことが出来ました。値段は、例年より1~2割り増しぐらいで、ただでさえ高額なのに、今年は輪をかけて高いのですが、自家製からすみはあさだの酒肴には欠かせませんから、今年も値段度返しで張り切って仕込んでいます。

ここ数日、天気も安定していますので、からすみの日光浴には最適です。仕込みのスタートは遅かったですが、ただ今 順調に進んでいます。

 

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