築地市場での初荷

本日5日は、築地市場の初荷・初競りです。

毎年、、高級本マグロの競り落とし価格が話題になる正月明けの初競りですが、私は、この少々緊張感のある市場初日の雰囲気が大好きです。

まだ正月休みの農家さんや漁師さんも多いため、当然、食材の種類や品数も決して多いわけではないですし、値段もご祝儀相場で全体的に高めなのがこの2、3日の傾向なのですが、やはり、一年の初め、今年もいい買い物をしていい仕事をしようと、いつも気の引き締まる思いで市場に向かっています。

お目当ての氷見の寒ぶりも、少々値が高めではありましたが、無事に買って帰ってこれました。聞くと、この寒ぶりは、前日3日に氷見港に水揚げされたばかりとのこと。流通の進化には、本当に目を見張るものがあるなあと感心しつつ、初競りに合わせて、最高に鮮度のいいものを東京に届けようとしている地元の漁師さんや市場関係者のみなさんの心意気に心が熱くなりました。

そういった生産者さん方の思いを、料理を通して消費者の方々にお伝えするのも我々料理人の大事な役目であると、強く思った初荷の朝でした。

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