銀宝(ぎんぽ)の天ぷら 始めました

震災の心を痛めるニュースが多い中、昨日東京でも桜の開花が観測されたとうニュースがありました。

毎年、あさだでは桜の開花に合わせて始める料理があります。銀宝(ぎんぽ)の天ぷらです。

かつて、ぎんぽは東京湾でも多く獲れ、白魚とともに江戸前天ぷらの春の風物詩の一つでしたが、最近はすっかり獲れなくなり築地に入ってくるのは、伊勢湾や日本海産のものが主です。

今日は、石川県・能登半島の七尾産のものを仕入れてきました。

ぎんぽという魚、見た目はにょろっとしてちょっと怖いですが、顔はなかなかかわいらしく、料理法といえば天ぷらぐらいなもので、メゴチと並んで天ぷらになるために生まれてきたような魚です。

ですが、味はなかなかのもの。容姿は穴子似ですが、味わいはキスに似てとても繊細です。

ひと月ぐらいは、お店で出し続けられるといいなあと思っています。

ぎんぽの次は、駿河湾の桜海老の出番ですよ。そろそろ初漁の知らせが届いています。

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