旬の食材・料理

若鮎の一夜干し

鮎の季節です。鮎料理と言えば、まずは塩焼きでしょうが、残念ながら弊店では、塩焼きはお出ししておりません。 その代わりと言っては何ですが、自家製の一夜干しを作ってご用意しております。 鮎を背開きにして、内臓と背骨を取り除き…

初夏の料理 いろいろ

関東地方も梅雨入りし、食材も春から夏のものへ変わってまいりました。 野菜類は、天然の山菜類から、トマトや茄子、胡瓜などなりものとよばれる野菜たちに主役が交代しました。水茄子の浅漬けやフルーツトマトのお浸しがおすすめです。…

山椒の実

5月も終わりが近づき、山椒の実が出てまいりました。 和歌山県・有田川産です。ここは、全国の生産量の8割方を占める一大名産地です。 山椒の実は、縄文時代の遺跡からも発掘され、塩よりも古い日本最古の調味料とも言われています。…

立夏 竹笋生(たけのこ しょうず)

暦の上では立夏を迎え、夏の始まりです。 特に立夏の末候は、「筍笋生(たけのこしょうず)」という名前が付けられており、言葉通りに言えば、「筍が生える時期」、ということなのでしょう。 しかし5月も後半に入りますので、われわれ…

わらび餅の話

新茶の季節に合わせてこの時期に作っているのが、宇治金時のシャーベットです。 前に添えてあるのが、自家製のわらび餅です。 ご存知のように、わらび餅はわらびの茎からとれるでんぷん質で作りますが、市場には実にさまざまなわらび粉…

天然 山菜の天ぷら

芽吹きから新緑の季節へ、今、天然の山菜類が出盛りです。 それまでの、促成栽培の山菜類とは生命力のみなぎり方が違うのでしょう、味の濃さや、見た目の迫力、どれも今が最高潮といった感じです。 あさだでは、山うど、たらの芽、こご…

水茄子の浅漬け 始めました

今週から、水茄子の浅漬けをお店でお出ししています。 半日ほど糠床で浅漬けにし、氷水で冷やしてから生姜醤油でお召し上がりいただくのがあさだ流です。 20代の和食修業時代、大阪に食べ歩きの勉強に行った際、法善寺横丁にある板前…

アオリイカの里親 続編

アオリイカの里親制度を取りまとめている黒潮実感センターさんから、木のプレートが送られてまいりました。 ここに、自分の名前やら、アオリイカちゃんへのメッセージやらイラストを描いて、再度、送りなおしますと、後日、人工産卵床と…

季節のかき揚げ 二種

天ぷらは、揚げるのも食べるのも大好きな私ですが、なかでも季節の食材を使ったかき揚げは、私の好きな天ぷらの一つです。 特に、旬の食材二種を組み合わせてかき揚げにするのが私のちょっとした得意技で、この組み合わせを考えるのが、…

デザートが出来るまで

今の季節、コースの最後にこんなデザートをお出ししています。   【よもぎ入り蕎麦豆腐の葛焼き風とラム酒風味の黒豆きな粉のアイスクリーム】    以前、湯島の料理屋さんで頂いた料理からヒントを…